そのスラブ人のような男性は、
文字の通り不思議な外見をしていた。


長身で、
だいぶ痩せている。
色白で、
インドアの代表選手のような印象を受けた。

でも、
黒髪にかかっていたパーマは
よく似合っていたと思うし、

よく見かける
変なワッペンが付いている
ダウンジャケットではなく、

こだわっているほうの
ダウンジャケットを着ていたので
素敵だと思ったし、安心した。





まさか、貴方に
「おねぇさんは外国の人ですか?」と
聞かれるとは思わなかったから
「 いやそれは貴方でしょ。笑」と。

ひたすら個性的な会話が続く。


このように情報量の多い人は、
基本的に好きだ。もっと知りたくなる。





スラブ魂むき出しの、
理性を失ったような
強姦紛いの乱暴な扱いなんて
ちょっと期待したけど

攻めるでもなく、
攻められるでもない。



先走りで
淫靡に勃起する
スラブの性器を前に


ふわりの下半身は疼いて
官能的な液体を垂れ流して、
肢体を奮わせて悦びに悶えたりした。





そのあと、



新潟の草だんごを



一緒に食べたりもした。





- 木曜日の話。

ふわりが、
どんな風に感じるのか
感じられるのか
貴方は試している。



試す為には
技術が必要だと思う。

卓越した技術があったら
それはより良いと思う。

世の中の
ありとあらゆる
事柄に言えることだろう。

仕事でもきっとそうだ。





このようなタイプの人は、
だいたい
スリムでスレンダーな場合が多く
基本的にスタイルが良い。
自己管理がしっかりできる人なんだと思う。


もちろん、
清潔感の塊で
立ち振る舞いに無駄も無く


この時点で
「 ああ。素敵だな。」って
そんな気持ちにさせてくれる。

どこまででも試して欲しい、って思ってる。





翻るスカートの裾に指をかけて、
腰の上まで豪快に捲って。


むっちりとした太腿は、
まばゆいまでにに白い。


まるで上等な絹で、
擦られているかのように
太腿も艶尻も心地よく触るから
「 あっ... 」って声を上げそうになる。



逆らわず、
後ろ向きになり、
ベッドに四つん這いになると

むっちりした尻肉と、
谷間の下の淫猥な亀裂が露になる。


強引に触れるのではなく、
下腹部から割れ目の上端を
まさぐったり
撫でるように
指先を往復させる。


腰が、
自然に動いてしまう。


生唾が溢れるほど淫靡で、
体の隅々に刻みこまれるような
繊細な愛撫。　


剥きだされた、
ふわりの部分は
じっとりと濡れて
ポタポタと
熱い官能の雫を垂らす。



大胆極まりないM字開脚に
すべてが開ききるのが恥ずかしいから
脚を閉じようとするふわりを許さず

中途半端な愛撫とは違う、
しなやかな攻めかたをする。



ただただ、
貴方に感じさせられることに





とっても
ドキドキしたんだ。

淫猥な妄想を現実に。

羞恥に悶える淫靡な姿に、

貴方の心身は

きっと昂ぶりっぱなし。

最高の週末は、

いつでも

ふわりと一緒にね。

穏やかながらも

灼けるように

熱く

濃密な官能で

貴方の疼きや興奮を満たしてあげる。

2度でも、3度でも、4度でも。


時間があるたび、
来てくれる貴方も、大好き。


今宵は、
貴方に逢えますように。

金曜日の夜は、貴方に会った。


会うたびに、
回数が増えて
時間をたっぷり使う
そのキス。
- ああ。本当に罪。


ふわりが好きなタイプの、
こだわってるのかもしれないけど
こだわってなさそうに残すそのヒゲも
またよく似合ってる。罪な男。



触り方も、触られ方も、
感じさせ方も、感じ方も、


もう、
戻れないぐらいに
遠いところにある
快楽が欲しい。


そして、貴方からの、
羞恥に悶える
Mの自分は
本当に愛おしいとも思う。

きっと、
貴方だってそう思っているはず。



いっぱい　じらして
たっぷり　かわいがってくれるから


私が
絶頂まで何往復もしてること
気付いてる?


阿呆で愚かな男がよくやる
無駄だらけの戯れなんて、
一切無い。


繊細すぎる
貴方の行為に
声は
ほとんど出なくなってしまうから。
「 イク.....イッちゃう。」って、
貴方の耳元で呟くのがやっと。


私は貴方の前で
上手く感じられてる?






貴方が言った、
「 程よく湿ったシーツ 」には





それは
すがすがしい、





冬の汗だけが



染み込んでいたように思う。

わたしのなまえを
おしりになりたいのでしょう


でもいまおもいだせなくて
かなしいのです


はたらくわたしになづけてください



およびになって



どうぞ



おすきなように

だいたい身なりが綺麗で
一見、冷めたようで
冗談が通じなさそうな
印象が強い場合が多い。


靴も綺麗に磨かれていたり、
鞄も几帳面に使っている。
さりげなく、
ハイブランドを持っていたりもする。
仕事はできるタイプなんだろう。


最初は、
あんまり話も弾まないし
だからこっちも
一瞬だけ構えるけど
構える必要はだいたい無い。





真面目に話すから、
わざとに
砕けた言葉を投げつけてみる。


たぶん、普段、
使いもしない、聞き慣れもしない
そんな言葉たちをね。


横柄で傲慢な女だと思ってる?
それは逆で、
貴方に対する最大限の敬意だって
賢い貴方なら気付くはず。


そして、
貴方の「 中の人 」が覚醒する。


ふわりの、
術中に陥っていることに
貴方は気が付かない。


なぜなら、
貴方は従順なM男だから。





「 Mなんで、いっぱい
いじって、せめて、なめて、ください。」
- 言うと思った。


文字でだけ見ると、
謙虚にお願いしてる風だけど、


裏を返せば、
とっても我儘なM男のお願い。



ねっとり、ぬめぬめした
唇の感触を
全身に感じて
もっと悶えて。


「 キモチイイ、キモチイイ、
もっと、もっと、
キモチヨクさせてください、
はぁはぁ。嗚呼、ああ、もっと。」


出すわけも無さそうな、
その情け無い声を
もっと聞かせて。


「 キモチ良過ぎて、
もう好きになりそう、やばいです。」






艶やかに乱れられるM男は、





最高に


可愛くて


愛おしいと思う。

波長の合うカツノリは、
ダイハツをつかまされている。

ふわりよりも、髪が長い。
髪の毛は、
ホワイトムスクみたいな匂いがした。

年齢不詳だ。





ふわりが、
マスクを外したら、
カツノリは言った。


「え。俺、今までのお店の
女の子で1番お姉さんが可愛い、
こんな子おるんや、うわなんか恥ずかし。」

- 「 うん知ってるありがとう笑」


「 お姉さんモテるやろ、絶対
モテるわ〜」　

- 「 うんモテるよ、惚れんなよ笑 」

「 なんなん、ちょ。オモロ笑 げらげら」



会話にテンポがあって
短時間で褒めてみたり
冗談も通じるような人は好き。





カツノリの、
ふわりより長い髪の毛は
妙に性的な興奮を覚えさせる。


仕草１つ１つ、
淫靡な連想や想像が
繋がりに繋がり

快楽の世界へ
徐々に引き摺り込もうとする。



ふわりの、

キメ細かで
真っ白な
上質なシルクを撫でているかのような
肌触りに惹き込まれるように、

ずいぶんと
乾いているカツノリの身体に

緊張はなく、
ただ
ふわりが与える快楽に
身を委ねていた。



甘い唾液で
熱く潤う口内。

カツノリを、
淫らに汚す咥内の粘膜。

舌と唇をぬめらせ、
濡れた手指で勃起をしごく。





そして、
下品な音を響かせて
舐めしゃぶってあげたりした。





- 木曜日の話

インフルエンザB型とかいうやつが。
肉体を蝕んでいる。


さすがに、
27時間寝た効果は
多少なりともあったようだ。